2023年7月6日、静岡市清水区の国道1号「静清バイパス」工事で、橋げたが落下し、作業員が巻き込まれて亡くなるという事故が発生しました。
静清バイパスの工事は夜間工事だったようで、事故発生時間が午前3時頃であったことや、近隣住民の「とても大きな音がした。地震のように揺れた」という証言に驚きましたが、ニュース速報には施工会社はどこなのか書かれていませんでした。
今回、事故が発生した静清バイパスの施工会社はどこなのでしょうか?ネットには、会社名や企業体名を特定した噂がありますが本当なのでしょうか?
そこで、この記事は…
- 静清バイパス事故の施工会社はどこ?
- 静清バイパス事故の会社名や企業体名を特定の噂は本当?
などについてまとめます。
静清バイパス事故の施工会社はどこ?場所や事故の最新情報をチェック!
上の画像は、ツイッターに投稿された、静清(せいしん)バイパスで橋げたが落下した事故の現場画像です。橋げたが橋脚から落下し、下の道路を塞いでいる様子が撮影されています。

静清バイパスの事故現場の住所ですが、ツイッターに投稿された事故現場の画像から、静岡県静岡市清水区尾羽であることがわかります。
ストリートビューで確認すると、左手に「フジ建機リース株式会社清水営業所」の大きな青い看板を確認することができ、ツイッターに投稿された画像と一致することがわかります。
また、静清バイパスの橋げた落下事故がどういう事故だったのか、事故の最新情報をチェックしてみると…
6日午前3時10分ごろ、静岡市清水区尾羽の国道1号静清バイパスの工事現場で、「橋桁(げた)が崩れてけが人がいる」と110番通報があった。警察や消防によると、バイパスの高架化工事にあたっていた作業員ら30~70代の男性8人がけがをして7人が救急搬送された。このうち2人が死亡し、2人が重傷という。
静岡県警清水署によると、死亡したのは室田久生さん(53)と前田要さん(51)。作業員約20人と警備員約10人の約30人が土台となる橋脚に鉄製の橋桁を設置する工事をしていたが、何らかの原因で橋桁が約9メートル下の地面に落下したという。一般の人や車両が巻き込まれた情報はないという。市消防局によると、男性8人は橋桁の上にいたとみられる。
朝日新聞デジタルより引用。
静清バイパスの事故は、8人がけがをしていることがこれまで報道されていましたが、2人の作業員が亡くなられたことが発表されたみたい。
交通渋滞緩和のため、国道1号が立体化されるとどのようになるのかと期待されていた工事ですが、静清バイパス事故の施工会社はどこだったのでしょうか?
それでは、詳しく見ていきましょう。
静清バイパス事故の施工会社名(企業体名)は「名村・日塔特定建設工事共同企業体」
静清バイパスで、橋げた落下事故が発生した工区の施工会社名は、「名村・日塔特定建設工事共同企業体」であることがわかりました。

報道発表より先に5ちゃんねるに投稿された情報ですが、7月6日の午前7時30分に「名村・日塔特定建設工事共同企業体」であると投稿されていました。
また、午前11時の読売新聞オンラインには、「名村造船所」と「日本鉄塔工業」の企業体が受注業者であると書かれています。
造船会社「名村造船所」(本社・大阪)と建設用金属製品製造会社の「日本鉄塔工業」(本社・東京)は共同企業体として工事を受注したと認め、「対応を協議中」などと話した。
読売新聞オンラインより引用。
特定建設共同企業体って聞きなれない言葉かもしれませんが、「JV」といえば聞いたことがありかもしれません。「JV」とは、共同企業体のことを指し、特定建設共同企業体とは、工事ごとに結成される企業体のことをいいます。大規模工事によくみられますよね。
名村造船所がこれまで、どのような橋梁工事を施工してきたのか。名村造船所の橋梁施工実績について調べてみると…
- 六角川大橋(佐賀県)
- 大野川橋(熊本県)
- 花の道連絡橋(愛知県)
- 浦島橋(福岡県)
- 徳益高架橋(P36-P39)(福岡県)
などの鋼床版箱桁橋の施工実績があり、徳益高架橋(P36-P39)では、2017年度に優良施工業者・福岡国道事務所長表彰を受けています。
静清バイパス事故現場の現地画像まとめ
落下した橋げたは長さ60m、高さと幅がそれぞれ2.5m、重さは140トンだったといいます。事故の原因については調査中との報道ですが、静清バイパス事故が発生した7月6日午前3時ごろの静岡市清水区の天候は曇りで風速は3m/s…
天候が事故の原因なのか、それとも、ヒューマンエラーなのか。警察の捜査が待たれます。



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