2023年9月5日、ネットで話題の旬なネタを幅広く紹介するオンラインメディアサイトの「Buzz feed」に、NURO光の広告にイラストレーターが描いたイラストが本人の断わりなく使用されているという、無断転用のニュースが掲載され話題になっています。
yahooニュースにも転載された「イラスト無断転用」のニュース。事の一部始終は「Buzz feed」に掲載されているのですが、NURO光にイラストを無断転用されたイラストレーターは誰なのでしょうか?名前や原作の元画像に、画像素材サイトがどこなのか気がかりですよね?
そこで、この記事は…
- NURO光にイラストを無断転用のイラストレーターは誰?名前は?
- 原作の元画像は見れる?
- 無断転用された画像素材サイトはどこ?
などについてまとめます。最後までご覧くださいね!
NURO光の広告に無断転用疑惑が発生?時系列や最新情報をチェック!
NURO光がⅩ(旧ツイッター)に掲載した広告のイラストが、無断掲載なのではないか?というツイート。このツイートは、4万いいねを超えるバズツイートとなっていて、世間の関心を集めているのですが、いったいどういう事案なのか、最新情報をチェックしてみると…
「まってえ…NURO光さん…そのプロモーションで使ってるの私の絵ですよね」
9月4日、あるイラストレーターがX(旧Twitter)で、こんな投稿をしたところ、数時間で2万回以上もリポストされることになりました(9月5日時点で、この投稿は削除済み)。
ソニーのグループ企業が手がける光インターネット回線「NURO光」がX上で展開している広告の投稿で、自身の「8年近く前」のイラストが無断使用されているというのです。 この広告では、紫色の髪の少女とみられるキャラクターのイラストと共に「推しへの愛が止まらないっっっ!」「下り最大10Gbpsでストリーミングもサックサク」などと書かれていました。
訴えを受けて、NURO光は謝罪するとともに、急きょ当該広告の配信を停止すると発表しました。海外の写真素材サイトに無断掲載されている画像を、それと知らずにNURO光側が使ってしまったとものと見られます。
Buzz feed Japan より引用。
NURO光さんとイラストレーターさんとの間ではすでに和解が成立しているのですが、自分が描いたイラストが、ある日突然、日本の有名企業の広告になっていたら動転してしまいますよね。
経緯は、NURO光さんが直接画像素材サイトからイラストを使用したのかといえばそうではなく、依頼している広告代理店のデザイナーがイラストをチョイスして広告に使用したとのこと。NURO光さんがすべてが悪いのかといえばそうではないのですが、イラストの転用や盗作、パクリ疑惑がでたときに必ず言われることが「チェックができていないのでは?」ということ。
今回の事案も、チェックが甘いのではないか?と言える部分もありますが、8月28日に広告掲載を開始し、掲載開始から7日後の9月4日は配信を停止。イラストレーターから指摘があった2時間後には謝罪をしたそうで、そういった意味では対応はスピーディーだと言えると思いますが、時系列で事案をまとめると…
- 令和5年8月28日、NURO光がⅩ(旧ツイッター)にて、誰かが画像素材サイトに無断転載したイラストを用いた広告を配信。
- 9月4日、自分のイラストが無断転用されていると、原作者のイラストレーターさんが、ツイッターにその旨を投稿。(現在は削除。)
- 9月4日、NURO光側がイラストの無断転用を認めてイラストレーターさんに謝罪。和解案も提示され、イラストレーターさんとの間で和解が成立。
今後はイラストレーターさんに対して、イラストの利用料を直接NURO光が支払うということで和解したということなのですが、ネットニュースには書かれていないイラストレーターさんの名前や原作イラストに、画像が無断投稿されていた画像素材サイトがどこなのか気がかりですよね?
それでは、詳しく見ていきましょう!
【NURO光】無断転用のイラストレーターは誰?名前や元画像に画像素材サイトを調査!
NURO光の広告に、イラストを無断転用されたイラストレーターさんの名前は、minamoさんといいます。

minamoさんが、自分のイラストが無断転用されているという元ツイは削除されてはいるのですが、ツイッターには、前述したNURO光との和解案や、炎上商法ではないこと。加えて、NURO光さんをたたかないで!という気遣いあるツイートが投稿されています。
また、無断転用された元画像を、NURO光の広告に掲載された画像と比較してみると…

ツイッターに投稿されているminamoさんのツイートのスクショですが、これはマジで寄せているとか、オマージュとか、そういう次元のイラストではないですよね。
minamoさんのイラストを左右反転し、着色しなおして転用しているのではないか?という原作者からの指摘なのですが、まんまそのとおりです。画像素材サイトに画像を投稿というか、他人のイラストを左右反転し、着色しなおすなんて悪意すら感じてしまいます。
では、minamoさんのイラストが販売されていた画像素材サイトはどこなのかというと、Shutterstockであることがminomoさんからツイートされています。一説によれば、版権フリーで掲載されていたのだとか。また、恐ろしいことに、minamoさんのイラストが無断で販売されている画像素材サイトは他にもあるみたい。
しかも、Shutterstockには、いまだにminamoさんが無断転用された今回のイラストが販売されているらしい。minanoさんご自身が、販売差し止めの抗議をされるとのことですが、販売されているイラストは8年前に制作した画像で、自分が描いたイラストだと証明するのがとても難しいみたい。著作権とは難しく、面倒な一面もあるようです。
では、誰がminamoさんのイラストをShutterstockで販売しているのかですが、正確な国籍や名前は不明です。もしかすると、日本人ではないのかもしれない。ただ、画像素材サイトの言い分としては、原作者が自分のイラストであることを著作権に基づき申し出れば、販売を取りやめるということだと考えられますが、これじゃ無断販売が減らないわけですよね。
Shutterstockでのminamoさんの画像無断販売や画像無断転用への世間の反応
本文中でも触れましたが、広告にminamoさんのイラストを使用したのは広告代理店だと考えられます。と、すると、NURO光もminamoさんも被害者だと考えることができますよね。NURO光の広告デザイナーは、正式というか、正規にShutterstockからイラストを購入したわけだし、本当に悪いのは、さも自分のイラストの如く画像商材サイトで販売している奴なのではないか?と思います。
NURO光の謝罪や対応の迅速さを評価するというツイート。まさにそのとおりで、なかなか謝罪しない企業が多いなかで、minamoさんご本人のツイートに対する対応の早さは他の企業も見習うべきところがあると感じます。
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