2023年4月19日、内閣府の啓発用ポスターにパクリ疑惑があることがニュースになりました。
報道では、イラストレーターのたなかみさき先生の作品に類似しているとのことなのですが、元ネタの画像がニュースでは公開されていませんよね。
内閣府の啓発用ポスターについてネットで調べてみると、たなかみさき先生の作品と似てない説がありますが、どちらが正しいのでしょうか?やっぱり元ネタの画像が見てみたいですよね。
そこで、この記事は…
- 内閣府の啓発用ポスターのパクリ疑惑とはどういうこと?
- たなかみさき先生の作品をパクっているという元ネタ画像は?
- 内閣府の啓発用ポスターは、たなかみさき先生の作品と似てない説があるけど本当?
などについてまとめます。
内閣府の啓発用ポスターのパクリ疑惑とは?最新情報をチェック!
政府の機関である内閣府が、たなかみさき先生の作品をパクっているというニュース。考え方によっては、最初から、たなかみさき先生に依頼すればパクリ疑惑は起きなかったのでは?とも思いますが、何はともあれ、最新情報をチェックしてみましょう。
今月は若い世代の性被害などの予防月間ですが、内閣府は啓発用のポスターのイラストがほかの作品と似ていて、業者の制作過程に不適切な点が認められたとして、使用を取りやめました。
内閣府によりますと、「若年層の性暴力被害予防月間」の今月、啓発用のポスターや関連動画のイラストが、イラストレーターのたなかみさきさんの作品と似ているという指摘が外部から寄せられました。
これを受けて、事業を請け負った「凸版印刷」に確認したところ制作過程で指摘された作品を参考にしておりチェックが不十分だったと報告があったということです。
このため、内閣府は、ポスターや関連動画の使用を取りやめ、すでに配布したものも可能なかぎり回収することを決めました。
内閣府は「極めて遺憾で、事業者に真摯(しんし)な対応を求めていく」とする一方、たなかみさきさんら関係者や国民に対し「ご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」とコメントしています。
NHKNEWSWEBより引用。
うーん…いろいろとツッコミどころのあるニュースだと思いませんか?
まず、「若年層の性暴力被害予防月間」は4月。既にポスターは印刷されていて、既に配布されているということ。これってポスターの作風や画について、イラストレーターや画家さんの作品をパクったりしていないかというチェックがなされていないのではないか?と感じるわけです。
最近のイベントなどでのパクリ疑惑で思い出すことと言えば、東京オリンピックのロゴのパクリ疑惑。政府やお役所というところは、事業として発注してしまえば、あとは請け負ったのだからおまかせで業者の責任だからよろしくね!ということなのでしょうか。
最新情報を見ていると、凸版印刷だけが悪いように感じますが、いかがなものでしょうか。内閣府は「極めて遺憾で、事業者に真摯(しんし)な対応を求めていく」というコメントを出しているので、「思いどおりにならなくて残念です。凸版印刷さんは、まじめに対応お願いね」と言っているわけで、どこか他人事に感じるのは気のせいでしょうか。
さて、内閣府の啓発用ポスターのパクリ疑惑がどういうことかわかったところで、元ネタの画像やたなかみさき先生の作品と似てない説について詳しく見ていきましょう。
内閣府ポスターのパクリ疑惑の元ネタの画像やたなかみさき先生の作品と似てない説に迫る!
さて、本題です。内閣府ポスターのパクリ疑惑の元ネタ画像を見ていきましょう。まずは、現在回収されている内閣府の「若年層の性暴力被害予防月間」の啓発用ポスターの画像です。

次に、パクられたと言われている、たなかみさき先生の元ネタ画像です。


内閣府のポスターと、たなかみさき先生の作品を見比べてみてどうでしょうか?似ていると思いますか?
確かに作風というか、雰囲気は似ている気がしますね。凸版印刷さんが「(たなかみさき先生の)作品を参考にした」というコメントをしているのもわかる気がします。
内閣府のポスターに作品をパクられた側のご本人、たなかみさき先生は黙認していたのかと言えば、そうではないみたい。
たなかみさき先生ご本人も問い合わせ中だという情報があり、「対応を待っているところ」というコメントをだされています。
NHKニュースでは、類似していると報道されていた内閣府のポスターとたなかみさき先生の作品ですが、たなかみさき先生の作品とは似てない説もあるみたい。
これについては、正直、人それぞれの感じ方ではないのかなと思っています。たなかみさき先生をずっと応援してきて、作品をたくさん見てきているからこそ似ていないと言えるという意見もあるし、単純に似ていないのではないかという意見もある。
今回のポスターにはどれくらいの金額の予算が費やされているかは報道されていませんが、こんな調子で大丈夫なの?と思ってしまいますよね。
では、世間の反応にいきましょうか!
内閣府ポスターのパクリ疑惑への世間の反応
確かに、この世の中で似ていないものなんてないよと言われればそんな気がするし、何よりAIの時代ですからね。AIに「たなかみさき風の絵を描いて!」と命じれば、それっぽい絵が描けてしまうのかもしれませんね。
まとめ
内閣府の啓発用ポスターのパクリ疑惑とはどういうことなのか、元ネタの画像や、たなかみさき先生の作品と似てない説についてまとめました。
ただ、似ているというだけで取り下げてしまうと、前例として残ってしまい、これからのクリエイティブ業界が苦しくなるのではないかな…とも考えてしまいます。
凸版印刷さんは、たなかみさき先生の作品を参考にした、いわば「オマージュした」ということなのでしょうが、最初からたなかみさき先生に依頼していたら、こんなに大きな問題にならなかったのにな。と、思うニュースでした。
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